2012年12月30日日曜日

今日達成したこと


この1,2週間、夫との会話もおざなりに、アルコール中毒ならぬ、読書中毒となっていました。原因は、山崎豊子さんの「不毛地帯」です。文庫本で約550ページ×5巻!これを先ほど読み終えました。
面白かった~!ドストエフスキーもビックリのドラマチックなストーリー展開。元高級軍人が、戦後シベリアに11年も拘留されたあと、日本に帰還し、第二の人生として高度成長時代の商社で国際的なビジネス戦線を生き抜くという話です。

覚えている言葉を幾つかここに記しますね。

負ける戦争は絶対してはいけない


……戦後すら知らない私ですが、これはフランスに住んでいると少し実感できます。
フランスは最後のところでドゴールにより、勝者側についた国。「日本同様、フランスも苦労した」と年配の方は如何に自分がつらい戦いを経験したかを語りたがります。
義理の両親の世代は戦後が如何に貧しかったかを滔々と語ります。
それを聞くたび、いや、違う、敗戦国の日本と、かろうじて勝ち組に回っただけよ、というフランスでも、違うと思うのです。
日本ではこんなに堂々と戦中戦後体験を話せる人はいない、みんなもっと遠慮がちだし、惨め、辛すぎて話せない人の方が多い、と思うのです。「誇らしく」なんて話せないと思うのです。必死で、生き抜くために、人には言えないことをした人の方が多いと思うのです。何等かの罪悪感を持っていると思うのです。

戦争はいけない、それはもちろん絶対なのですが、「負ける戦争はしてはいけない」……これも真実だと思います。

国益につながる仕事をする
……これを念頭に主人公はモラルを持って仕事をします。そうとは言え、案件が大きいと政治家に献金したり、と手は汚れていくし、現実はそんなきれいごとではない。……でも、こういう倫理感、そして大きな目的を持って仕事するって大切ですよね。告白すれば、こういう意識を持って仕事したこと、ほとんどないです。いつか、私も、国益というか、日本人としての誇りを損なわないような、そして社会に貢献できる仕事をできたらいいな、と思いました。

あとは何だっけ。
時々、あれぇ?って思うような女性観、結婚観、家庭観などもあるのですが、それもまた興味深かったりします。日本の女性の待遇は、国際的にみるとまだまだですが、それでもこの本の60年~70年代のときよりはまだマシになったのか、って。

さて、もう一つ、今日終えたこと。

それは大掃除の一環で、ついに風呂場の床タイルの目地をきれいにすることに成功しました。秘密兵器は酢です。先日、Davidさんのブログでフランスで50サンチームくらいで売っている穀物酢についてのエントリーがありました。
それを読みながら、「そうそう、田舎の家の家政婦さんもよく『お酢買ってきて』って言うけれど、なるほど、カルキ対策に使うのか」と思い、私も買ってみたのです。そして、「そういえば、彼女はモップがけする時も、御酢を入れてたっけ」と思い、ひょっとして!と以前から気になっていたタイルの目地に刷り込んでみたら、洗剤でも消えなかった黒ずみが消えたのです。漂白剤より臭いは早く消えるし、手・環境にも、損害が少ないし。
白く光る床にやったー!です。
でも疲れました。

明日は休息日(って、ここ一週間そうですが)。
皆様も良い日曜、年末をお過ごしください~! 

2012年12月27日木曜日

クリスマス・レポート

西向きの窓から撮りました。朝焼けが窓に映っているのです。

皆さん、どんなクリスマスを過ごされましたか? 

フランスでは、義理の家族と接することも多くて、日本で言うお正月的な感じで、悲喜こもごもだったり、かな? 

日本では、政権代わったり、決算期だったり、商業的であまり「聖なる」って感じでなさそうですが、雑音にめげずに静かなひと時を持たれたのならいいな、と思っています。 

私も、忘れないうちにどんな感じだったか、書き留めておきます。 

まず、24日のイブの日、午前中に田舎の家を発ちました。 



21日から滞在でした。今回は図らずして持ち主の義理の両親が留守で、私たち家族だけ。リラックスさせてもらいました。普段は子猿たちは大人のサロンには5分以上は滞在できないのですが、一緒にゲームしたりで、幸せでした。
26日からは、義理の妹達の家族(計11人)と義理の叔母、義理両親が集まる予定で(私たちはそれを避けるべく、先に来たのです)、そのため、義母が神経質になっているようでしたので、こちらも、立つ鳥あとを濁さず、と、出がけは朝から神経質に掃除したので、ちょっと疲れたかな~。 


帰り道、我が家からそう遠くないブローニュの街に立ち寄り、マクドナルドでお昼ご飯。子猿たち大喜びです。ブローニュのマックは、ファミリー向けによくできていて、海外のファーストフード屋にありがちな、暗くて貧しい雰囲気がなく、和やかな気分になりました。 
マックで幸せを噛みしめられる私は、安上がりね、と夫に言ったら、「僕もだ」と笑ってました。 

その足でブローニュのモールにて最後のプレゼントを買います。ブローニュはパリ・近郊の中で一番税金が高いとか。お金持ちの街らしく、街は整然としていて、クリスマス・マーケットが出ていたり、豊か気持ちになりました。

家に着くと3時過ぎ。さぁ、散髪、そしてお風呂よ!と母猿がシザー・ハンドと化して、男子三人を追い立てます。身ぎれいにしたところでいざ、教会へ。 





教会ではこの日、家族用×2回、プラス真夜中のミサの計3回、御ミサをします。私たちは5時半のに行きました。10分くらい前に着くと、既に教会は人が溢れています。二階席に行き、立ち見です。教会に溢れんばかりの人を見ていると、昔々はこうやって、信仰の場を求めて民が教会に集まったんだろうな、って何だかグッとくるものがありました。雰囲気に酔いやすいワタクシ、喜び一杯でしたが、ミサも最後の方になると、子供達が走り回ったり祭壇を横切ったりするのを親が何故止めないのだろう、と思ったり、親自身もかなりマナー違反なことをしだしたりするので、いやだなぁ、と思ってしまいました。それを微笑みで見逃す神父様は立派です。 

ミサの後の夜ご飯は、クレープにしました。最近、スモークサーモンが食べられるようになった兄猿と夫は、サーモンクレープ、ちび猿はメーンディッシュがチョコレート・クレープで、デザートはキャラメルクレープ。
「今日だけよ~」
「知ってる知ってる」。
兄猿のお気に入りは、クレープにレモン絞って粉砂糖を沢山掛けるのです。通っぽいでしょう? 

そして子猿たちが寝静まってから、親はこそこそラッピング。夫が毎年、バカみたいに沢山おもちゃを買うのを、「信じられない」とあきれるのも毎度のお定まり。プレゼントをツリーの下に置き、子猿が「サンタさんのために」と用意したクレープを半分食べ、準備完了! 



25日の朝は、写真の状態です。夫からのプレゼントは小さすぎるブラウスでした。ちょっと私のテイストでないデザインだったので、これで堂々と返品することができる!と内心ほっとする母猿。夫はすまなさそうのにするのを、「気にしないで」なんて言っちゃって。 

興奮の中、朝食を終え、昼からは義理両親のところでクリスマスランチ。最近の傾向は、一人ぼっち、夫婦ボッチになってしまった年配の親戚を張り切って義母が招くのです。今回は老人が6、7人、私たち世代が6人、子供達(20歳から3歳まで)9人の大所帯でした。こうなると、長男嫁としては、返って楽。適当に談笑して、食事の準備片づけしてればよし。義母とさしで話す機会も少なく、「ありがとう、ありがとう」とお互いに御礼を言い合って、夕方退散しました。 

そ・し・た・ら! 
家に着くと夫ったらぐったりしているではないですか。パーティの時、特に何にも貢献していないのに! 
自分の家族・親戚なのに、(彼曰く)皆のあまりの無礼さ、醜い年の取り方、本末転倒な祝いの席、エトセトラ・エトセトラでげんなりしちゃって、それが日頃の仕事でのストレス、田舎の家の寒さ、クリスマスの準備エトセトラ、エトセトラと重なって、ダウンしちゃったよう。 

母猿としては、「勘弁してよね~」って感じでしたが、もう寝なさい!と寝かしつけ、私は子猿たちとの夜のデューティー(晩御飯、歯磨きなどなど)に追われて、今日に至りました。 

ふぅー。 

読む方もお疲れになったでしょう。ごめんなさいね。 

今日はお昼にシャンペンの残りを飲んだら、泥のような睡眠に落ちました。1月3日の仕事はじめまで、多分、ずっとグータラに過ごせるかと思うと嬉しくて嬉しくて。そして今頃、田舎の家では、義理家族たちがストレスを投げ合いつつ楽しく過ごしていることでしょう、が、内向的な私たち家族としては、ストレスなく、のーんびりと暖房が利いた我が家にいるのがこの上なく幸せです。 

感謝の気持ちで一杯の12月26日、年越しまであと5日のエントリーでした。 


皆様、どうぞご自愛のうえ、素敵なカウントダウンでありますよう、祈っております。

2012年12月15日土曜日

小さな命……

今から約6年前のちび猿
昨日の夜、ツィッターを開くと、一番トップにコネティカットでの乱射事件のことを堀潤さんが伝えていました。なんてむごい事件なのでしょう。ちょうど、子猿たちを学校からピックアップして帰ってきたところでもありました。
夜空の中、雨交じりの風を顔に受けながら、ウインドブレーカーのフードを被り、肩にはカバンが三つ、左手には兄猿、右手にはチビ猿。帰ったらお風呂に入れて、夜ご飯作って、と考えながら歩く。
「おっかさん」って感じでしょ?エレガンスも何にもない、生活に追われているおっかさん。

でも幸せをかみしめていました。小さな手から伝わるぬくもりや、私の大きな手をしっかりと握り返す小さな手たちの力強さにこの子達の命を感じて、あぁ、よかった、今日も元気に生きている、って。

そのすぐあとに見たのがこのニュースです。犠牲者の親たちは、自分の子たちが学校から今日も元気に帰ってくると思っていたら、こんなことになった……。犠牲者の子供達は5歳から10歳ですって。
折角元気に育ってきたのに。もうすぐクリスマスで、何もらえるか楽しみにしていただろうに。希望をたっくさん持って暮らしていただろうに。
大人の犠牲者も、誰かの子供で、誰かの親だったでしょうに。

夜遅く、オバマの涙交じりの声明を観ました。こちらも涙ながらに共感しながら、こういう、一体感を持てる言葉を発することできる政治家は日本にいるのかな、と心配したり。
衆院選、都知事選で山本太郎とか、名前も知らなかった新しい立候補者もいて、そういう方たちはもっと民の近くの言葉、視線を持っているでしょうから、こういう人たちが政治界という怪物に呑まれないでいられることを願うばかりです。とにかく、原発を止める、これが第一プライオリティーではないでしょうか。次の大地震の前に、損害受けても放射能漏れがない状態にしなくては。

日本の、世界の小さな命たちを守りたいです。それができない、情けない大人たちである私たち。でもできる限りのことをしなくては。選挙結果が希望を持てるものでありますように、と祈るばかりです。

2012年12月11日火曜日

あと2週間でクリスマス

昨日は休養デーでした。土曜日、あるギャラリーで小さな電球を見てしまったら、眼がチカチカ。偏頭痛のキャリヤーとしては、マズイ感じでした。それが収まったかと思ったけど、昨日はやっぱり本調子ではなかったです。でもお蔭でよく寝ました。


昨日、昨日……何したっけ。 

思い出します。 そうそう、昼はポトフでした。前日に仕込んだ鍋を外に出しておいたのですが、脂が乳褐色に固まって、スケート場みたいでした。7ミリはあったかも。それを全部取って食べました。夫が作ったケーパーとマスタードど玉ねぎのみじん切りのソースが美味しかったです。 
そしてうちもイスラム国のカタールで買った無宗教国の中国製のクレッシュ(↑画像 イエス様の生誕シーンのミニチュア)を出し、リース↓をかざりました。ツリーは来週の予定。
7年前のクリスマスに、友人からもらった手作りリース。
日本からわざわざ手荷物で持って来てくれました。
まよ、今年も飾っています。ありがとうね。
そして、クリスマスが近くなったら、このチーズ、モンドールが出回ります。
チーズの周りをもみの木の幹で囲んであるので、フランスではクリスマス=モンドールなのです。
ことしのアベントのカレンダー。毎日1つ窓を開けてきます。
気付くとチビ猿のパジャマが七分丈になっていて、そういや、ご飯は2合炊くのが3合がスタンダードになり、朝ごはんにはベーコンワンパックで男子3人まかなっていたのが1パック半になりました。どんどん食べて大きくな~れ!

12月は感謝の季節ですね。 ありがとう、ありがとう。
どうぞ良い一週間を!

2012年12月4日火曜日

12月といえば……

大忙しの週末でした。先週末、田舎に行っていたので、2週末分の掃除、アイロン、買い出しです。 

そんな忙しい中、土曜日は年に一度の婦人科検診に行ってきました。 
女性の読者の方々、ちゃんとやってますか?マンモグラフィーと子宮がんの検査。アラフォー以上の方は、年に一回位した方がいいらしいですよ。検査の結果はまだですが、先生の見立ては良好でした。感謝です。 

そういえば、最近は吉兆というのでしょうか、茶柱が三本立つようなことが多く、何かいいことあるのかな、と思いきや、台所のパイプが詰まる、直ったかと思えば、水漏れがある、税金が思ったより高い、兄猿の成績不振などと続き、吉兆とは何ぞや、とがっくり。 


でも、毎日小さな奇蹟があるじゃない、と思えるようになったこの週末あたり。
例えば健康であることもその一つ、そのほかは…… 

土曜日の朝、ちび猿が言い間違い。 
「ママ、週末は、虹が降るって先生が言ってた」 
そのすぐあと、父親にフランス語で「雪(ネージュ≒ニジ)が降る」って言ってました。 
……「虹が降る」って素敵でしょうね。イメージするだけで幸せな気持ちになりました。


ちなみに雪も降りませんでしたが言い間違いに感謝。 

そして台所。故障が多くてもう替えなくちゃいけない、ってずっと思っていたのですが、この金欠なときにそうしなくちゃいけなくなるなんて……と思いながらいざIKEAへ。 
そこであるコーナー。
うちと同じ位小さな台所のディスプレーだな、と思っていたら、子猿たちが「これがいい、これ買って!」という。
子猿達もうちに似ているこの台所ディスプレーに何か親近感を持ったのでしょう。 
「うちがいいのね」と何だか幸せな気持ちになり。 

ミサでは、アドベントの第一日曜ということで、4つの赤いローソクの一つに灯が燈されました。 
揺れる灯火を見つめていたら、祭壇の反対側にいる女の子が「ふー」っと息を吹きかけています。遠いから消えるわけもないのですが、ちょっとしたいたずら心ね。 
ふと女の子と目が合って、私が「見たわよ」と目で言うと、女の子「ふふっ、見られちゃった!」と目で返事。 
可笑しくってうれしい気持ちになりました。 

そうか、もうすぐクリスマスなんだから、吉兆も当たり前か、と思った週末です。 

それでもしつこく、いいことありますように!
そしてどうぞ良い一週間を! 

2012年11月27日火曜日

秋が残っていました!


知らぬ間に秋が終わっていたと思っていましたが、ちょっとだけ、残っていました。
週末を過ごしたサルト地方の小さな秋たち。
フォトログです。
秋の夕暮れ♪

桃色吐息な夕暮れ

翌日は快晴

パリよりも葉っぱが残っている?


11月ならではの光線

秋が終わります


少年になりました

カントリーライフでしょ

田舎だとスロークッキングが楽しめます。
良い息抜きになりました。
頑張って行ってよかったです。

さて一週間がんばりましょうね!


2012年11月19日月曜日

初冬はショソン・オ・ポムとともにやってくる

11月半ばとなりました。
一年あっという間ですね。
パリのこのところの気温、最高が10℃くらい、朝が5℃くらい。激寒の2月を思えば、これを冬の初めと呼ぶにはあまいかな。
でも晩秋は過ぎてしまったと思うのです。
街路樹は裸んぼになってしまったし、晩秋と言えば「秋の夕~暮れ♪」なのに、朝8時頃、薄闇の中家を出て、夕方6時の暗闇の中帰宅する日々。

そんな週末、確かなる季節の足音を聴いたので写真でお伝えします。

ブドウ、緑のがChasselass、紫のがMuscatという品種。
野趣に富んでいて芸術的に美味しい。

秋の終わりに美味しいのが収穫されるんだけど、土曜日に買ったこれは
もう甘味が少くて。
今シーズンはこれが食べ納めかと。

そして早くもチューリップがマルシェに出てきました。
チューリップって、私にとっては、パリの冬の花なのです。
冬から春にかけて、10本5ユーロ~くらいで色々な品種のが登場します。
ある日、仕事から帰ると偉大なるSt Philipe Neriの胸像にぬいぐるみの襟巻が。
子猿がしたのか、お茶目なるベビーシッターさんがされたのか、不明。
暖かそうでよござんした。
Clementineと呼ばれるみかんも冬のフルーツです。
日本でもみかんと言えば炬燵ですものね。
こちらはバレンシア産で美味しゅうございました。
冬は林檎とともにやってくる。
既に、落ち林檎で林檎ジャム、林檎のPate de fruitというお菓子も作り済み。

今日は、林檎を火にかけ……
パイ生地で包み……
10分ほど高温のオーブンで焼いた、Chausson au pomme、「林檎のスリッパ」もどき。
英語ではApple Turnoverっていうのと同じです。
熱々をフーフーって食べると、
昔中学高校の頃、学校帰りにマクドナルドで食べたアップルパイを思い出します。
こんな週末でした。
そうそう、今週は初めて島田雅彦を読みました。面白いですね。もっと難しい話を書く方かと思っていました。
「絶望するのに飽きたら希望が湧くってものさ」
という最後のセリフが気に入りました。消去法的な前向きさが現代(イマ)って感じ。

皆さまの週末はいかがでしたか?

どうぞ身体を労わることを忘れずに、良い一週間をお迎えくださいね!

2012年11月12日月曜日

時間よ、止まれ

瞬間よ止まれ汝はいかにも美しい

これはファウストで、主人公が死の間際に言ったセリフというのを別の本で知りました
素敵なセリフですね、グッときました。

さて今日、子猿たちはまさにこんな心境なのではないでしょうか。
二週間の秋休みの最終日です。
幼稚園児のちび猿はまだしも、小2の兄猿は宿題に追われる週末で、涙まじりに机に向かっています。

宿題の一つに、こんなのがありました。



Coloriage Magique、魔法の塗り絵?
足し算をして、数字によって何色に塗るかが決まっていて、正しく塗り終えた暁には、何か形が浮き上がるという仕掛けです。
こんなの私が子供の頃ありましたっけ?楽しく勉強できそうね、これなら。

それにしてもアッという間に夜になってしまった今日。
朝、ご飯食べたらすぐにミサに出かけ、
帰ってきてからは二週間ぶりのピアノの練習、
そして傍らで明日の学校のカバンの用意をしていたら、宿題があることを知り、
始めたら、終わらない、終わらない。
1時過ぎ、ちょうど集中し始めたところだったので、アペリティフという名の差し入れをし、
それがため、お昼を食べたのが3時過ぎ。
お昼のあとに少しだけ宿題の続きをして、
そのあと公園に行くにはもう薄暗かったので、代わりにDVDを観せたらもう夜でした。

「映画終わったらお風呂ね!」と言ったら、「えぇ、じゃいつ遊ぶの。ボク全然遊ぶ時間がないじゃないか」
……あんたね、今テレビ観てたでしょが。
「あれはテレビでしょ。遊んでるのとは違う」
「何言ってるの、今まで2週間遊んでたくせに」
「あれはバカンスでしょ、遊ぶのとは違う」
「???」

それにしても、この「ボク遊ぶ時間、全然ないよ」というのは、彼の毎日のセリフ。
確かにねぇ。学校から帰ってくるのが夜の7時近くだから、ゆっくりレゴやLaQで船やらロケットといった大物を作る時間がないのね。
学校で遊んでるとはいえ、まだ7歳なのに、ちょっと気の毒。

あと、私のセリフで、言うたびに自嘲しちゃうのが、
「早くしなさい、時間ないの!」
朝などついつい口から出ちゃうんだけど、何言ってんの、ってねぇ。
5歳と7歳児ですよ、まだまだこの先時間たっくさんあるのにね。

今夜8時前。
兄猿は魔法の塗り絵を終わらせるそうです。
おつかれさま、
次回はもっと早くから取り掛かってね。

皆様、どうぞ良い一週間を~!

2012年11月10日土曜日

音楽と飲んだ夜

先週は、子猿達が田舎に行ってて、夫も帰り遅かったので、ワインでほろ酔いになりながら、Google news → Twitter→Youtubeという流れで、脳みそを揉み揉みしていました。 

ある夜、ふと、竹内まりや、Anita Bakerなど、10代、20代のころによく聞いていた曲をYoutubeで聞き始めたら、酔いも手伝い、あの頃の自分にタイムスリップです。 

竹内まりやは、初期の曲が特に好きでした。同世代の方は覚えていらっしゃるかもしれない、Dream of youっていうの。キリンレモンのCMソングでした。79年の歌ということですから私は12才。CMで聞いた時から、女の子から女の人へ変貌するだろう明日への期待で胸が一杯になってた自分。 



まりやさんは声が好き。いつかカーペンターズのカバーを歌ってもらいたいです。 

その他、アニタ・ベーカーは一瞬マイブームとなった人。Raptureというアルバムが良かった。Sweet Loveとか、聞き覚えありませんか? 
来日されたときは、初めて自分でKyodoに電話かけてチケット取ったんです。一緒に行く人もいないのにとりあえず2枚取れて、でもやはり同伴してくれる人がいなかったので、姉を連れ出し、武道館。行ってみたら席もよく、素晴らしいライブでした。CDからは思い詰めた人、ってイメージしていたのが、ライブではめちゃめちゃ明るい人で、そのギャップがまたよかった。 
当時仕事・子育てで鎧を着ていたような姉が楽しそうにスィングしている様子に、「いいことをした」と自画自賛、うれしい気持ちで帰ったことも良い想い出です。 

ほかは何聴いたっけ。 
オリジナルラブの接吻。 
薬師丸ひろ子のWの悲劇。 
風をあつめて、これは桑田さんバージョンが一番好き。 
……私の選曲、本当に脈絡ないでしょ。ワインのせいです。どれも大学生の頃の自分、働き始めた頃の自分、独りでいた自分、など、いろいろなシーンに連れってくれました。 

それにしても、と年寄り臭いこと言うようですが、昔の歌は良かったと思います。情景的で、情緒的で、心の中に忍び込んでくる。昔の友達に会ったような気分になった夜でした。 

2012年11月6日火曜日

義母の時代

飛び石連休の4日間、ブルターニュに行ってきました。 
この地方特有の、雨あり、サングラスの日差しあり、嵐あり、みぞれあり、スキー用ブルゾンあり、半袖ありの、忙しい天気でした。 



義理の妹のところの子供3人と、うちの子猿2人を、もう一人の義理の妹の14才になる娘がベビーシッター役でいて、そこに義理の両親と義理の叔母がいるところに私たち夫婦2人が参入、計11人の大所帯です。にぎやかなこと! 


母猿は炊事・洗濯にと張り切ったけど、義理の姪っ子というすばらしいヘルパーのおかげで、少しは義母に休んでもらえたかな?
この姪っ子が実によいコに成長していて、一緒にお菓子作ったり、子供達と遊んでくれるので大助かりだったし、ちび猿は私たちが来たことですこし緊張が解ける瞬間を持てたようだし、兄猿にも宿題をさせることができたし、よかったよかった。

でも同時に義理の家族、気づく点がありました。 

特に義母。 

何かねぇ、いるでしょう、短編小説みたいな人。甘く甘く話が進んでいくんだけど、最後の最後でバッシーンとほっぺを叩かれて終わるような、そういうコミュニケーションを楽しむ人。そんな感じなんですよ。 



ずっとずっとポジティブに「あんたいいコ、あんたいいコ」って砂糖菓子のような言葉を尽くして褒めてるかと思うと、最後に「でも調子に乗ってバカみたいなことしないの」みたいな。 
5分後には調子に乗るかもしれないけれど、現時点では調子に乗りそうな兆候もなかったよ。それにちょっとバカみたいなこと、したっていいじゃない?子供の特権だと思うんだけどな。

子猿が私に甘えてくるのを受け止めると、「赤ちゃん返りもほどほどにしなさい」。
赤ちゃん返りというか、幼児として妥当な行動かと。愛情表現も大切な情操形成の一つだし、いいじゃない。

私たちが出発するときに、笑顔で、でも「行かないでほしいな」とつぶやき私の手を握るちび猿に、苛立ちを見せながら「メソメソしない!」
メソメソしてなかったよ。がんばってたのにね。

……って、いう話を友人らにしたら、ですね、みんなが、「うちの義理の親もそう」っていうではないですか!
時代なのでしょうか。
厳しく育てらた世代の屈折した心情なのでしょうか。
愛情を原寸大で感じられなかった子供時代を過ごしたことへの恨み?
あぁ、メンドクサ。

完全な親・人なんてないだろうけど。
家族なんて、こうやっていろんなキャラクターと接して社会に出るための叩き台なのかもしれないけれど……。 

子猿たちよ、あと一週間、頑張って楽しんできてね。色々と観察して、上手に消化してね。 

さて、母猿、父親は頑張って稼いできますです。 

2012年11月1日木曜日

Happy Halloween!



田舎の義理の母より、こんな写真が届きました。
皆が一生懸命怖い顔しているのが可笑しい。

元気にしているようでほっとしました。

今日は諸聖人の日の祝日。フランスでは4連休の人も多いでしょう。

そうである方、そうでない方、どうぞゆっくりお休みくださいね。

2012年10月29日月曜日

穏やかなる月曜日の朝




普段なら週末の疲れ、寝不足、子猿たちのおやつ、自分のお弁当など、朝ルーティーンで旋風のような月曜日の朝。
今朝は驚くほど穏やかです。

子猿がいないのと、冬時間になったため、いつもより1時間ゆっくりと休めたからでしょう。
ベランダの気温計は8℃、週末よりは少し暖かめかな。
子猿たちがいるブルターニュも今日は気温が上がるみたいでほっとしています。



調子に乗って、自分のためにイングリッシュブレックファストもどきまで作ってしまった。

どうぞみなさんも良い一週間を!

2012年10月28日日曜日

冬来る!

冬時間が始まった今朝のパリ。
それに合わせたかのように冷え込んでいます。
新しい時間で朝9時過ぎの今、ベランダの気温計は4℃です。
向かいの図書館の屋上が白いのですが、まさか、雪?

今朝は頑張って寝坊したけれど、それでも8時には目が覚めてしまいました。せっかく、子猿たちもいないんだから、起きなくてもいいのにね。習性ね。

昨日の朝、子猿たちを田舎に送り込んで、夫と二人だけの一日目は前回同様、子猿たちのことばかり話していました。
「思ったより寒いね。(子猿たちのブルゾン、あれで足りるだろうか)」
と私がカッコ内を心の中でつぶやけば、
「真冬用のブルゾンを着せればよかったかも」
と夫が言い、
「でも大丈夫よ、子供なんて、真冬でもあの薄っぺらの来てた時あったけど汗かいてたし」
と私が言えば、
「お、今言おうと思ってた。『かといって、あんなスキー用のブルゾンは大げさだ』って」
ってな具合で、考えることは子猿のことばかり。

そして、今朝の寒さを知ったら、きっと夫も言うはず。
「やっぱり真冬用のブルゾンでもよかったかも」
って。

こういうのをEmpty Nest症候群と呼ぶのでしょうね。

まだ夫は寝ているのですが、ワタシ、手持無沙汰です。
いつもなら子猿たちの面倒で忙しい、忙しい、ブログ書きたいのに!!とイライラしているのに、今朝は、この折角得した1時間(=夏‐冬)をどう使っていいのか、とちょっとだけ困惑中。

……なんて、殊勝な母猿ぶったけど、鬼の居ないまに何とかで、昨日はしめやかに美味しいものを食べました。


本当は創作寿司を食べに行くはずだったけど、急遽、隣のカフェで昼食となりました。
前は本当に使えないカフェだったけれど、近年新しいシェフとウエートレスさんが加わったら、ずっとマシになりました。
私のは、ドラード(Dorade、鯛でしょうかね)のグリルと、アンディーブの温野菜仕立て、バジルオイル添え、11.50ユーロなり。お得でしょ?


夫のは、Entrecote、リブステーキでしょうか。こちらも美味しかったそう。フリット・メゾンと言ってたけれど、多分、冷凍ものでしょうねぇ。
このプラは幾らだったのでしょう、チェックし忘れました。15ユーロ前後だと思います。

これがパリの典型的なカフェランチです。
悪くない?そうとも言える。
でも外食産業は日本の方がお得なように思います。
ただ、雰囲気というか、空気というか、パリならではのものがありますね、カフェって。

お、夫がやっと起きてきたようです。
少し夫孝行をしてきますね!

Bon dimanche!!!


2012年10月27日土曜日

学校が秋休みに入りました


パリでは今日からToussaint(トゥッサン、諸聖人の日)の学校休みが始まりました。先ほど子猿2人とロンドンから来た義理の姪っ子をモンパルナス駅に連れてTGVに乗せてきたところ。今朝のパリは寒くって、4℃くらいでした。 
でもだからってさ。 
「寒さのため、どこどこ行きとどこどこ行きのTGVはキャンセルになりました」というアナウンスが……日本でも新幹線ってそんなヤワなものですか? 
折しも、Le Pointという雑誌の広告が目に飛びこみ、「La France, des enfants gates! フランス、甘やかされた子供!」
そう思う、そう思う。 地震もなく、農地もたくさんあり、産業もあり、年金もあり、敗戦ギリギリのところで勝ち組に付き……ま、いいや。

さて、Toussaintの学校休みは2週間あります。私が仕事をし始めたので、休み中、子猿達は今回も田舎で義理家族に面倒見てもらうことにしました。 
兄猿は楽しみでしょうがない様子。従弟たちと遊べるしね。ちび猿は、ちょっと行きたくなさそうだけど、兄の盛り上がりに引きずられ、楽しいと思おうとしている。 

ちび猿は5歳半です。フランスでは年長組。
「なるほど、ベビーフェースってこういうこと!」ってくらいのベビーフェースです。「幼い」とか「フクフクしていて赤ちゃんみたい」とかのレベルではなく、寝顔なんて、新生児のときの面影がそのまま。匂いも赤ちゃんくさい。 
じーっと見ていると、出産の翌日に、ベッドの横たわりながら、透明の新生児用ベッドの中、トルティーヤのように白いタオルケットに包まれて、顔をこちらに向けて寝ていたチビを、「神聖なる命ってきっとこういうこと言うんだわ」、と思いながら、じーっと見つめていたときを思い出します
あっという間に5年半経っちゃったな。 

今回のベビーシッター役を買って出てくれた義理の姪は昨夜ロンドンからユーロスターでやってきました。会うのは昨年のクリスマス以来だったかな。 
もう、びっくりですよ。眩いばかりのヤングレディーに変身していました。 
御年14才。 
昨日は小公女セーらのようだったのに。背も私と同じくらいかな。光ってるの、肌とか、すべてが。 

道理で私も歳取るわけですね。 

私、40半ばにもなって、いつも昔と同じようなジーンズ履いて、髪もお化粧も手入れせず、気分はティーンエイジャーなんです。もっとしっかりしよう、もっと年相応に慎重になろうと思いつつも、軽くってね。でも、こうして正真正銘の若さを目の当たりにするともう私は若くないんだ、と実感できて、いい薬だわ。自覚からスタートですね、何でも。 

さてさて、子猿たちがいない隙に、今日は夫とお寿司を食べに行ってきます! 

みなさん、どうぞ良い週末を!

2012年10月24日水曜日

兄猿のこと



うちの兄猿は7歳です。
フランスではCE1(セーウーアン)と呼ばれる2年生。
体格はすっかり少年化しちゃって、もう幼な子っぽさはなく、顔は、時折赤ちゃんみたいだけど、二ーッて笑うと前歯が抜け落ち犬歯が目立つので小さな吸血鬼みたいな様相。父親には「プティ・ヴァンピー」と呼ばれています。 

夏前は屁理屈こねるし、母猿をうるさがる、ミニ反抗期だったのが、秋になり、すっかりいい子になっちゃってまぁ……と思っていたら。 

もちろん落ちがありますよ。 

何だかねぇ、学業が疎かになっちゃったのです。 

9月から私が働き出したので、放課後は日本でいう学童みたいなのに入れたのです。学童といっても、エチュードといって、補習みたいなことをするシステムです。一回あたり3~5ユーロ位でしょうか、ベビーシッターさんに比べると安価。「そんなに丁寧にみてくれないよ」とは聞いていたけど、それでも宿題を終わらせて帰ってきてくれるは有難い、と思っていました。 

果して、鬼母じゃなくてエチュードだから気を抜いてやっているのが悪いのか、ただただ、学業が下り坂になる運命だったのかわかりませんが、とにかく、兄猿、低空飛行中。 

そんな今夜、久々に兄猿の宿題を見ました。エチュードの代わりに柔道の日なのです。普段は父親に見て貰ているのですが、今日は不在なので、母猿が代行。疲れてんのになぁ、まぁしょうがないか。 

ノートを開くと、あらあら、本当に何て汚い字を書くのかしら。音読も飛ばし読みしているし、トホホ。でも、まぁ、いいわ。私も子供の頃かなり出来が悪かったけれど、今こうして生きている。何とかなるから、と自分に言い聞かせ、切れないように、切れないように、と自分を応援します。 

音読は、兄猿が読んだあとに、私が読みます。 
「いい、ママはフランス語上手に発音できないからそこんところは聞き逃してね」 
こんな複雑で、難しい(「発音」「聞き逃す」という語彙など)日本語、意味わからないでしょうが、とりあえず、母猿のイライラを感じてか、 
「うん」 
と答える兄猿。 
音読の次は、文法です。文法なのですよ!日本で7歳のときに文法なんてやりましたっけ? 
「動詞とは」というくだりを棒読みし、そのあとで日本語で説明します。
「わかる?」 
「うん」
……本当か? 
「動詞の最後の部分は主語また時制によって変化する。これをConjugaisonという……わかる??」
わけないよね。 
でも
「うん」
という兄猿。 

……まぁいいや。 
机のランプが兄猿の不器用な手元を照らすのを見ているうちに、何だか暖かい気持ちになって、心の中で「まぁ、頑張れよ、なんとかなるから」と今度は兄猿にエールを送る母猿。 

それにしてもフランスの子供ってすごく高度なことやっているような気がします。少なくとも、アライグマのぬいぐるみやレゴが大好きなうちの兄猿のレベルを考えるとすごく高度。 

いずれにせよ、静かに、物静かに宿題を終えた今宵。
それでもピアノの練習をしたいというから、電子ピアノのヴォリュームを下げ、「ママ、聴いててね」という兄猿。
あらあら、夏前は「あっち行ってて」だったのにね。
いつになく姿勢よく、卵を包むように指を立て、丁寧に弾いていたと思ったのは気のせい? 


久しぶりとても静かな30分+を兄猿と過ごせて良かったな、と思った母猿です。 

ところで、フランスは2013年9月からの新年度以降、宿題を廃止するそう。家庭によっては子供の勉強を見る余裕のない親がいて、それが学力の地域格差、ゲットー化を進めているから、という理由だそうです。 

確かに、時間が取れない親も多いだろうけれど、メンドクサーって思って放置する親もいるだろうけれど(←普段の私)、子供と宿題を通して接する、この「ぬくもり時間」いいのになー。そう思っているお母さんはゲットー地区にもいると思うんだけどなー。 

……政府もお節介ね、と思ったりする今夜の母猿です。 

2012年10月23日火曜日

南極のペンギン by 高倉健さん

今朝、出勤時にバッグに放り込んだのは、高倉健の「南極のペンギン」というかわいらしいイラスト入りのハードカバー本です。子猿の日本語補習校の図書館で借りました。 

高倉健、私の周りにファン多しです。 
うちのちび猿の和名は健と書いてタケルと読みます。高齢出産ママの願いの中で、一番強いのは子供がとにかく健康であること。それで健康の健、なのです。でも人に説明するときは、「高倉健の健」というとすぐにわかってくれるので助かっています。 
そんなこともあって、「ふーん、本も書くのか」と何気なく手に取った本です。

朝、メトロ9番線に揺られながら、そうだそうだ、と開いてみると……。 

なんて素敵な本なのでしょう。健さんが、40年(10年前に描かれたから)俳優やっていてロケなどで訪れた場所での出来事が、寡黙で素朴な健さんの口調で語られています。 

激寒、南極ロケでのガイドさんが酷暑の国のインド人だったこと。
遭難しそうになり、「眠るなよ~、死んでしまうから」と声をかけながら、「あれ、これどこかで言ったなー」とは八甲田山でのセリフだった、という落ち。
ハワイで行きつけのベトナム料理の親父さんとのやり取りについてなど、微笑ましく、健さんの慈しみある視点に胸が温まり。

またおかあさんが亡くなられたとき、ロケで死に目に会えず、一週間後に仏壇に向かっていたらどうしようもなくお母さんに会いたくなって、思わず骨壺を開けて骨を食べてしまった話など、息子を持つ身として、また老母を持つ身として、やるせない気持ちになりました。 

骨でも会いたいと思うほど愛する人を得た喜び、その人と別れなければならないという悲しみ。 

健さんの言葉に何というか、身体の血管に涙がつつーっと通ったような、しびれるような痛みを感じました。 

ときどきちょっとユーモアがあって、ほのぼのしてもいるけれど、じーんじーんとする、とても素敵な本でしたよ。

2012年10月15日月曜日

やっと座ることができました

そんな感じの怒涛の週末。働き始めて約2か月ですか、好調、好調、と思っていたけれどやはり週末は掃除・洗濯・買い出しと忙しくなりますね。PCにゆっくり向かうことができませんでした。 

そして、疲れなのか、ホルモンなのか、それとも妥当なのか、怒りが夫というサンドバックに向かってしまって、悪いな~と思いながら止められないこのところの週末です。 

そんなところに高校時代からの友人が遊びにやってきてくれて、「うちもそうだよ」というので盛り上がってしまった。 

お互いとても優しくて、気の利かない夫を持っている。 
「文句言うと、『ぼくやるよ』とあわてて手伝ってくれる」 
「一緒一緒!」 
「もちろん、言わなきゃ気づかないからやらない」 
「そうそう」 
「で、やってくれるけれど、四角いところを丸く拭くようなやり方するから、なおさらストレスになる」 
「その通り!」 
「これって私たちがわがままなんだよねぇ」 
「う~ん、そうそう」 
と、こんな調子で5時間おしゃべりしながら、何でもありの30年近いおつきあい、アイロンかけ、皿洗いも、夜ご飯の準備も全部こなす。 
片付いてくると 
「ここまで来て、やっと『休める』って思うんだよね」 
「うんうん」 
と主婦の会話です。 

……私たち、昨日まで高校生だったのにね。 

そのあと、増えてくる白髪をどうするか、島田順子さんは白髪ですっぴんで超かっこいいとか、でも私はあと何年間かは染めちゃうだろうな、とか、アラフォー・トークが続き、夫も子猿も時折やってきては割り込めないと判断し、去っていきました。 

ありがとう、あっこちゃん。 
おかげで、自分が戻ってきました。今週はイライラしない自分になれると思う。 

皆様、よい一週間を!

2012年10月4日木曜日

前世療法

皆さん、前世療法って本、ご存知ですか?ちょっと昔にベストセラーだったと聞いています。私は最近読みました。 

アメリカの精神科の先生があるとき、妄想などで困っている患者さんに催眠療法していたら、その患者さんが前世に行ってしまった。その前世で、今の問題の原因を見て、現世の自分が癒された。それ以来、この先生は科学一辺倒だった自分の価値観が変わり、色々な患者に前世療法を行っている……こんな話。前世での体験はバラエティーに富んでいて、この患者の場合は、86の人生を生きたそう。近親相姦やら生き埋めやら、すさまじいのです。時代や場所も古代エジプト、中世、はたまた日本とか。 

前世に興味ある人、多いですよね。 
私は自分でもがっかりするくらい、スピリチュアルじゃないのです。六感も働かないし、霊感もない。そこら辺に関しては想像力もあまりない。 

でもこの本はベストセラーになっただけあって、引き込まれるものがあり、私も考えてみた。 

例えば、私の食い意地の張り方は、もしかしたら前世で飢える経験でもしたからだろうか、とか。 
うちの子猿たちは前世でも一緒に存在したのだろうかとか。 
仲のよい関係だったらいいな。 
それとも実は聖書のカインとアベルのように憎しみ合った兄弟で、その人生で「憎しみはよくない」と理解して今回の人生では仲良くしてくれるかな、とか。 
……著者曰く、そういうことらしいのです。人生には必ず学ぶべき点があって、それを乗り越えたり、理解したりしないと、また次回の人生でも同じ苦しみを味わうんですって。魂は永遠で、もっと高めるために人は何回も生まれ変わるらしい。 
魂を高めるために生きている……なるほど、そうあるべき、そうありたい。 

一部受け入れられない部分もあったけれど、前世に興味がある方にはお薦めかな。