2011年9月24日土曜日

プール同伴

子猿達は9月より新しい学校に通っています。二人共、とりわけ兄猿(小1)は内弁慶で、かつ自己中心。人の気持とか、協調性とか考えずに行動するので、余程ウマが合うタイプでないと友達になってもらえません。
案の定、「新しい学校はお友達、できないからつまらないヨー」と文句を言っている今日この頃。

朝は、その兄猿のクラスの第一回水泳の日。近所の市営プールに、わざわざ貸し切りバスで移動し、授業は市営プール付きの指導員が教えてくれます。この移動と着替えの手伝いのために、各クラス3名の保護者のアテンドを募っていたので、どれ一つ、と手を挙げ行ってきました。そこでの観察日記です。

今日は初日ということもあり、レベル分けテストのあとは、幼児プールで遊ぶだけです。
最初は嫌がっていた兄猿も、水を見たら急に楽しい気持になったようです。

それにしても水の中にいる子供達というのは、本当に、ポニョというか、半魚児みたいで、なんと可愛いこと!
そして、泳げる子も多いのですが、そのフォームがまだまだ不完全で、それでも浮いていること、進んでいること、息が続いていることに驚きます。
人間って、泳げるようにできているんだなぁって。
発見です。

幼児ブール、広々としています。あとで聞いたら、お風呂みたいな温水らしい。そこには多分、90人近くの6・7歳児がいるのですが、皆楽しそう。
怖いのは、監視員も先生方も、もちろんお母さん達も見ていないこと。フランスってこういうこと、よくあるのです。よく事故が起きないものだ。
ということで、一応、影の監視員として、真剣に眺めているのですが、半分くらいの子供達は友達同士で水掛け合ったり、共同体で遊んでいるけど、残りの半分くらいは独りで遊んでいる。その天真爛漫なこと。
うちの子猿は…と探すと、それはもう嬉しそうに、独りで、飛び込んでみたり、もぐってみたり、満面の笑顔で遊んでいます。

その姿をみて、独りでもこんなに楽しむことができる彼らは素晴らしいな、と思う一方、ちょっと奇異にも感じました。
自閉的というか、共同体意識がまだ発達していない未熟さのような。周囲の目ばかり気にするのは本人が辛いだろうし、本末転倒な話だとは思うけれど、「周囲と一緒に楽しむ」とか、「溶け込む」とか、そういうこともできるようになって欲しいな。ま、これからですね、人格形成。

もう一つの発見は、どの子供も、思っていたよりやんちゃだということ。親と一緒でないフランス人の子供達をあまり知らないので、なんとなく、いつも借り物の猫のように礼儀正しいようなイメージを持っていましたが、そんなことはないようで。何だかほっとしました。(先生お疲れ様です!)


ということで、本文と全く関係ない、今日のお買い上げ写真。
マルシェで買ったイチジクです。こんなかわいい紙皿に入って、さらに、懐かしいような紙袋に入れてくれる。普段着でもおしゃれなパリのマルシェなり。
ちなみに二皿で4.5ユーロ。
中は自然がつくったジャムのように、とろり、ねっとりと甘く。週末はコレを載せたタルトでも作ろうかと思っています。

皆様、良い週末を!