2011年5月9日月曜日

ひよこ、田舎、太田光


週末はまたサルト地方の田舎に行ってきました。
前回、春休み休暇のときには卵だったのがひよこに孵ったというのを見に行くというのが目的。
誕生というは文句なしに喜ばしいものですね。(害虫とかを除く)

見えますか?青く光るトンボ。


野生の胡蝶蘭らしい。
一面、マーガレット。



この週末は、太田光著のトリックスターから、空へというエッセーにはまりました。
太田光、海外在住の方はご存じないかもしれませんが、彼は爆笑問題という売れっ子漫才師です。私も彼らの漫才は知らないので すが、桑田さんファンというので、それで興味を持った次第で、そんなに多大な期待なく本を開いたのですが、もう凄く良かった。

「人は死ぬと、時間になるのかな」なんていう話から、藤村、太宰、そして平和・戦争、また政治まで、きれいな日本語で彼の思うところが書かれています。
特に対アメリカについては、みんなレベルで感じていることを見事ドンピシャリに言葉にしていて、「うん、そうそう」なんてうなづきながら読みました。平和 についても、深く考えてなかったけど、子猿達の喧嘩を止めるにも有効なロジックがあったりするし、あらためて平和とか、民主主義とか、それがある時代に生まれた有り難味を感じたり。

「ふりかえったときに、『あの時代に生きて良かった!』と思えるような今にしたい」と前書きにありましたが、これは多くの人が思うところではありませんか?
いつか、東北震災を経て彼の考えるところを文章にしたのを読んでみたいです。